TOTOギャラリー間にて2019年1月~3月に開催されたRCR Arquitectes Geography of Dreams展に日本側のローカルアーキテクトとして協力した。スペイン・オロットの建築事務所RCR Arquitectesにはshushi architects 代表吉田が2005年から2008年にかけて勤務した、そのつながりから今回の展覧会に協力することとなった。展覧会の実現全般に協力したなかでもとりわけ、中庭に設置された「La vilaプロジェクト・紙のパヴィリオン」製作に深く関わった。紙のパヴィリオンは奈良県吉野町とRCR Arquitectesで進めているプロジェクトで、RCR ArquitectesがOlot 近くのLa Vila敷地内に実際に建てる予定である。今回の展覧会に合わせ、木構造体の一部について、奈良吉野町で杉・檜材の製材から大工加工までを行い、東京に運搬し組み立てた。
ギャラリー間での紙のパヴィリオン・モックアップ展示は木構造体の1/3で、残りの木構造を2020年より奈良・吉野の大工に製作してもらい、その後スペインに向けて輸出することとなった。2022年に神戸港で植物検疫や通関を経て出航、約2ヶ月かけてバルセロナ港へ、その後LA VILAプロジェクトのLa Vall de Bianya に木材は到着した。2023年12月現在、紙のパヴィリオンは基礎工事を終え木構造の組み立てを待つ状態である。
2023年12月の建て方
TOTOギャラリー間 RCR Arquitectes Geography of dreams 展 2019年1月~3月
TOTO出版RCR Arquitectes Geography of Dreams